Lost Canvas Gaiden 第 14 — アルバフィカ — 毒の薔薇
シジフォス・アルバフィカ・童虎・エピローグ編2012

アルバフィカ — 毒の薔薇

第 14 · Collectif / Shiori Teshirogi

外伝におけるアルバフィカのアークは、おそらくシリーズ中で最も切ない物語です。触れるものを全て毒する体質を持って生まれたアルバフィカは、守りたいと願う人間たちの中では生きられないと幼くして理解しました。この孤立は選択ではなく、孤独へと彼を追いやる生物学的必然。

同じ魚座の生物学的特性を持つ父ルゴニスだけが、アルバフィカが危険なく肉体的な接触を持てる唯一の存在です。二人の父子関係はここで切ない次元を帯びます。アルバフィカが触れられ、抱きしめられ、人間の中で人間でいられた稀な瞬間たち。毒を極限の致死量まで意図的に高め武器とする彼の決断が、その絶望的な論理の全てとともにここで明かされます。

登場人物
AlbaficaLugonisRoses Cosmiques